欧米スタイルのハートウォーミング習慣Ⅱ
見かけることが多くなった、ファーストミート。
読んで字の如く、「最初に会う」です。
誰が、誰と会うか。
もちろん、新郎新婦です。
新郎新婦が当日、初めてお互いのドレスアップした姿を見せ合うことを言います。
前撮りをしたり、挙式のリハーサルをしたりなど段取りが多い日本では中々難しい演出になりますが、お互いを見た瞬間の驚きと嬉しさと笑顔のまじった結婚式ならではの表情は、時間が許せばぜひやってみたい演出です。
挙式の扉が開いた瞬間にお互いが会う・・・!ということは難しいので、
ふたりとも支度が終ったときに、チャペルのエントランスや写真室など待ち合わせ場所を決めて落ち合うのが成功の秘訣☆
花婿は後ろ向きで立ち、後ろから花嫁がそっと近づき肩をたたいて振り返ってもらいましょう。
花婿はどんな姿になっているのか・・・とドキドキドキドキしながら待っています。
花嫁をみた瞬間にこんな表情をしてくれたら嬉しいですよね!
この時の花婿から出た言葉は「あっ!!」「いいね。すごくいいね」「ビックリした!」と本当に驚いていましたが、花嫁は満面の笑みでとてもとても嬉しかったと言っていました。
これを成功させるためには
①衣裳選びには一緒に行かない(写真も見せない、送らない、アップしない)
②当日の支度が、新郎新婦別々にできること
これが大事になります。
①は自分が気をつけることになりますが、②は物理的に可能かをホテルや式場に確認をすることが必要です。
ふたりが会う場所は、各式場により様々と思いますが、
花嫁の支度が終ったら、花婿がその部屋を訪れる、写真室に花婿が入っており後から花嫁が到着する、などそれぞれの式場とよく話し合いをしてくださいね。
上記の写真のようなガーデンがある場所でできれば、フォトジェニックな仕上がりになること間違いなしです!!
■ファーストダンス
欧米では結婚式での伝統的なセレモニーといわれています。
ゲスト全員が見守る中、初の共同作業=ダンスをします。
このファーストダンスはケーキ入刀と同じように夫婦初めての共同作業といわれています。
次に花婿は花嫁の父親に近寄って、一緒に踊ってあげて、と促します。花嫁は自分の父親とお嫁に行くというお別れの意味を込めてラストダンスを踊ります。
花婿は自分の母親と踊り→花嫁の父親→花嫁の母親・・・と順に踊っていくのが習慣になっています。
その後はゲストも加わってノリノリのダンスタイムへと移行していきます。
言葉は聞いたことがあっても日本はダンスをする機会があまりないので、照れくさかったり恥ずかしかったりする方がほとんどです。
でも夫婦やお互いの親と一緒に踊ったことはきっと一生の思い出になります。
上手に踊ることを考えずに、手をつないで体をゆらすだけでも十分。今までの思い出やこれからのことを想像しながら、かけがえのないひとときを作ってみてはいかがでしょうか。
■ウエディングボックス
木箱や自分で作成した箱を用意して、そこにワインと手紙をいれておきます。
ワインは結婚した時のものや自分の生まれ年など何か記念になるものを、手紙には新郎新婦それぞれがお互いに対しての「今」の気持ちをしたためておきます。(中身はお互い知りません)
数年後の結婚記念日にふたりでオープンして当時の懐かしいパーティーを振り返ったり、手紙を読んで当時の気持ちを思い出したり、などふたりの気持ちを再確認するような演出ですね。
同じような演出で、タイムカプセルキャンドル、というものもあります。
名前のごとくタイムカプセルのような形をしており、そこにゲストからのメッセージやふたりの手紙をいれこみます。そして、キャンドルに火をともして蓋をします。
これを小学校の校庭や自宅の庭、思い出の場所などに埋めておいて、結婚式から5年や10年後の節目の日にふたりで掘り当てて、タイムカプセルをオープンします。
このようなしっかりとした物を使わなくても、ふたりで用意ができるもので手作りをしてももちろんOK!
でもゲストやそれぞれの親や親族からのメッセージはぜひいれてもらってください。
長い時間がたっても、メッセージはずっと残っているものなので、節々で開いて結婚式の楽しかったことや嬉しかったことなどを思い出してくださいね。
ブーケトスやケーキカット、ファーストバイトなど日本でおなじみになっている演出は世界共通のようで欧米でも多く行われているそうです。海外ドラマや映画のウエディングシーンでも見られるのでウエディングといえば・・・誰もが想像する演出になっているんですね。