結婚式 1.5次会 の引出物の由来と選び方
結婚式、 1.5次会 の贈り物として用意する「引出物」
結婚が長く続くことを願う「末永く」「長引く」の意味から贈られています。
その由来は、平安の昔、宴の最後に訪問客に対して感謝の心をこめ「馬を引き出して贈った」ことにあるといわれています。
結婚式、 1.5次会 ではふたりの結婚を記念する品物と幸せをお裾分けをする意味でつける「引菓子」と合わせて、2~3品程度を贈るのが一般的になっています。
ご祝儀制の結婚式、 1.5次会 の場合、引出物の予算は飲食費の3分の1、一人5,000円程度が目安で、そのうち1,000円~1,500円を引菓子の予算にあてることが多いようです。
結婚式、 1.5次会 の引出物は感謝の気持ちを伝えるために贈るものなので、もらう人の立場にたって選んでいきたいですね。帰りの荷物のことを考えるとあまり重くかさばらないものが大前提になります。そこで、人気なのが「宅配サービス」。これは結婚式、 1.5次会 の当日には渡さずに翌日か結婚式、 1.5次会 の1週間以内に、引出物が届くサービスのことです。手ぶらで帰れる利便性が若い方を中心にうけて人気が上昇中です。引出物が結婚式、 1.5次会 の当日にないことがわかるように、席札と一緒に引出物は後日贈られます、と書いたカードをおいておきます。また、結婚式、 1.5次会 の当日司会者から説明をすることもあります。
■引出物選びのポイント
・感謝の気持ちを込めて品物を選ぶ
・実用的なものを選ぶ
・ふたりの意向を反映したもの
・奇抜すぎないものを選ぶ
・ふたりの名前入りなどは避ける(使いにくい)
一人あたりの引出物の平均金額は5,700円ぐらいでした。この金額をみるとある程度の予算をとり記念品として長く使えるものを選んでいるようです。招待客の年齢層などによって贈りわけをするカップルも多く、2~3種類用意して、親族用、来賓用、友人用などにわけることが多いです。
引出物選びは招待客全員に喜んでもらえるようにするためにも、挙式の3~4ヶ月前からスタートしましょう。招待客の顔ぶれが決まったら引出物の候補をあげ、挙式の1カ月前頃に招待客の人数が確定したら品物を絞って親にも確認をし、正式に発注します。外部で調達した引出物は会場によっては持込料が発生することがありますので、あらかじめ料金の確認をしておきます。また、式場にいつ届けてよいか、贈りわけをする場合は種類と包装紙の違いなど細かな内容も伝えておきましょう。
引出物の包みは紅白の結びきりの、のしつきかけ紙が基本です。品物の表書きには両家の姓、引菓子には結婚したふたりの「お裾分け」のいみをこめてふたりの名前を書きましょう。
引出物の種類で人気が高いのは、食器類です。贈る相手によって、洋食器や和食器に分けたり、ブランドものや招待客が夫婦ならペアのもの、家族にはセットのもの、などと贈りわけがしやすいことも人気のひとつです。その他、シューキーパーやタオルなど高級感のある日用品やインテリア用品なども人気です。
地域によっては、「縁起物のかつお節や赤飯などは欠かせない」と引出物にその地域特有の慣習があることがあります。新郎新婦の出身地が異なる場合は、あらかじめ両家の親に確認をしてから品物を選びましょう。
もらってうれしい引出物、もらうと困る引出物として選ばれるのが、なんとカタログギフトです。
カタログギフトの長所としては、かさばらずに家に持ち帰れる、自分の好きなおのが選べる、贈るほうも迷わずにすむ、があげられています。一方、欲しいものがない、画一的で個性が感じられないなどの声もよく聞かれます。物足りないと感じる人も多いので、内容をよく見てから検討を重ねるようにしましょう。最近では産地直送の海産物や有名店のスイーツなどが選べるグルメ専用カタログギフトなどもでているようです。
あまり好まれない引出物としては、ふたりの趣味や趣向性が強いものは評判がよくありません。ふたりらしいものを贈りたいからといって、個性が出すぎると受けとった側も困ります。名前入りや写真入りも不評のひとつです。一昔前は、大きく重たいものが好まれていましたが、現在では重くて持ち運びに困る、という理由で敬遠される品物になってきました。
引出物は、メインの記念品・引菓子の2種類か、メインの記念品・引菓子・縁起物(かつお節や赤飯など)の3種類を贈る人がほとんどです。贈る際は、引出物を入れる袋も用意をしないといけません。通常の紙袋ではなく、厚みがあり持ち手もしっかりとしたものを選びましょう。贈りわけをして品物の大きさが違うことがありますが、袋は統一して同じ種類、同じ大きさを選ぶのが無難です。大きさが違うとあの人の中身は何だろう・・・と気にするひともいるようです。
引出物は大切な記念の品なので、ゲストにも気持ちよくもって帰ってもらい、使ってもらいたいですね。そのためにも細かいことですが、配慮をして贈るようにしましょう。
監修者
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