両家への挨拶を済ませたら・・・
両家の挨拶が済むといよいよ婚約となります。
婚約はふたりがお互いに結婚する意を示して約束を交わすこと、になりますが、家族や周囲の人に知らせて社会的に認めてもらうことで、ふたりの決意をより確かなものにする目的、という側面もあります。
婚約には日本の伝統的スタイルやキリスト教の儀式に由来するものなど様々なスタイルがあります。
最近では、両家の顔合わせを兼ねて食事会を開催する形が増えてきています。
どんなスタイルがよいか、ふたりで相談し、双方の親にも確認が必要です。
日本の伝統的な婚約のスタイルが「結納」です。
仲人を立てり正式な結納はだいぶ減ってきていますが、ホテルや式場、料亭などで行われる略式の結納はまだまだ根強い人気があります。
全国平均では約4割弱のカップルが結納を行なっています。
さて、この結納ですが、地域や家により考え方、やり方は様々です。
どのようなスタイルにするかを決めるときはそれぞれの親に意向を確認してみんなが納得できる形をとるようにしましょう。
もし両家の意見が合わない時はどうすればいいか。
昔から言われているのは、通常は男性側がリードして話を進めることが多いですが、女性の家の希望が明確にある場合などは女性側に合わせても構いません。
ここで両家の意見が食い違ってしまうと、挙式やその後のお付き合いまでうまくいかなくなることになりかねません。
ふたりが中心になって、自分の家の意見や気持ち、思いを聞き取っていきましょう。そして、ふたりで話し合いを重ね、両家で話し合い、それでも意見が合わない場合は、しきたりを重んじる側に合わせたほうが安心です。
婚約のスタイル
①結納
日本の伝統的な婚約の儀式。
両家で結納品や結納金を取り交わします。
最近は現代風にアレンジした略式の結納や仲人を立てない簡略式の結納が増えています。仲人をたてない場合は、会場がしきったり、自分たちで進めたりします。
結納の品を用意して(3~9品)テーブルの真ん中に並べ、始めの挨拶をします。
そして新郎側から「これは○○家からの結納のお品でございます。幾久しくお納めください」と述べ、新婦側結納品を渡します。
新婦側は「ありがとうございます。幾久しくお納め致します」と述べ、目録を確認し(結納品の中身)受書を新郎側に渡します。(この時も△△からの受書でございます。幾久しくお納めください」と述べます。)
次に新婦側から新郎側へ「これは○○家からの結納のお品でございます。幾久しくお納めください」と延べ新郎側に結納品を渡します。
新郎側は先程と同様に「ありがとうございます。幾久しくお納め致します」と述べ、目録を確認し、受書を新婦側へ渡します。
そして結びに、
「本日は誠にありがとうございました。めでたく結納を納めることができました。今後とも宜しくお願い致します」などと締めの挨拶をします。
最後に本人(男性側が多い)から、感謝とこの後の力添えをお願いするような挨拶をすることもあります。
「本日は私たちのためにこのような席を設けていただきありがとうございました。
これからふたりで頑張っていきたいと思いますので、今後とも温かく見守っていただければと思います。どうぞ宜しくお願い致します」
などとお伝えできると、スマートに結納が結べると思います。
✳︎予算の目安 75万〜150万円
②食事会
両家の顔合わせとしてレストランなどで食事をするスタイルです。
食事の前に婚約記念の品を交換したり、指輪交換を披露したりなどが行われることが多くなりました。
形式よりもなごやかな交流を望むカップルに人気のスタイルです。
✳︎予算の目安 5万円〜10万円
③婚約式
もともとはキリスト教の儀式から派生したものです。宗教色のない人前婚約式では家族や友人のもとで、ふたりが婚約宣誓書にサインをし婚約の誓いを交わす式をさします。
✳︎予算の目安 3万円
④婚約披露パーティー
親族や友人を招いて婚約を披露することです。
立食スタイルなどカジュアルな雰囲気で婚約を祝います。人前婚約式のあとにパーティーを開くケースもあります。
*予算の目安 会費3,000円~
⑤記念品の交換
ふたりで婚約指輪や時計などの記念品を贈りあい、婚約記念にします。
両家揃った食事会などができないときはふたりだけで食事をして記念品を交換してもOKです。
*予算の目安 30万円~
⑥婚約通知状を出す
ふたりの婚約をハガキやカードで親しい人に伝えます。婚約の事実を簡潔に記して、決まっていれば挙式の予定などを添えてふたりの連名で送るのが一般的です。
*予算の目安 1万円~3万円
様々なスタイルで婚約を伝えることができるので、ふたりにとってどのような形が最適であるか相談をして決めていきましょう。結婚が決まってからはふたりで考えて答えを出すことが増えていきます。ふたりの最初の一歩です。難しく考えずに少しずつ進んでいきましょう。
監修者
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