親へあいさつの心得
親へのあいさつで大切なのは、誠意を持って結婚の意思を伝えること。これに尽きます。
作法に気をとられるばかりでなく、相手の親への思いやりや気遣いを忘れずに、素直に自分たちの気持ちを表現しましょう。
初めてお宅を訪問する際は、休日の14時頃が理想的といわれています。あいさつ後に歓談を楽しみつつ、夕飯前においとまする、というのがシンプルでスマートではないでしょうか。
事前に相手についての情報を親に伝えておくことが大切ですが、具体的には
・年齢・職業・家族構成・出身地・趣味・食べ物の好みなど。
きちんと伝えておくことで親の安心にもつながり当日の会話もスムーズにすすみます。
気になる当日の会話は子ども時代の話など共通で楽しめる話題を用意しておきましょう。相手の収入や家族のことなど、親が気にしそうな話題はどう答えるか事前にふたりで打合せをしておきます。緊張する日なので、いきあたりばったりは禁物。シュミレーションをしてふたりが同じ共通認識をもつようにしておきましょう。
服装は男性はスーツ、女性はワンピースが定番です。派手なメイクやヘアスタイルは避けて、清潔感第一にコーディネートをします。女性のビジネススーツは避けた方が無難です。
最後に手土産ですが、親の好みを事前に相手から聞いて選ぶのが一番です。相手の家の近所で売られている品を買うのは失礼にあたるので、注意を!!当日購入するのではなく、事前に日持ちするものを用意しておきましょう。値段の相場は、3,000円~5,000円といわれています。
【あいさつのトーク例】
結婚させてください!と男性が頑張るよりも、男性が話しを切り出しつつ「力を合わせて頑張ります」とふたりで意思を伝えたほうが親も安心・納得できる傾向にあるようです。
では当日のシュミレーションをご紹介していきます。
①相手の家に到着
インターフォンを鳴らす前に、冬ならコートやマフラーをとって携帯の電源をオフにするのがマナーです。相手が準備を済ませて一息つけるよう、約束の時間ちょうどに訪問するのがよいでしょう。早過ぎる時間はNGです。
②靴を脱ぐ前に玄関先で自己紹介
出迎えを受けたら、相手に背を向けないように注意してドアを閉めます。相手の親に紹介されたら、靴を脱ぐ前に自己紹介をしましょう。
「○○と申します。本日はお時間を頂きありがとうございます」
靴を脱いだら靴は玄関の脇にそろえておくこと!脱ぎっぱなしは厳禁!
③部屋に通されたら手土産を渡す
部屋に通されたら、紙や風呂敷から手土産を出して渡します。「つまらないものですが・・・」よりも
「お好きだとうかがいましたので、よろしければお召し上がりください」の方が好印象です。
着席するのはすすめられてから下座に座るのがマナーです。
④歓談して和やかな空気をつくる
「改めて自己紹介をさせていただきます」と自己紹介をし、ふたりの交際のいきさつなどを話しながら場の雰囲気をやわらかくしていきます。質問されたらハキハキ受け答えを。相手をニックネームなどで呼ぶのはNG。○○さんと呼びましょう。
⑤結婚のお願いをする
和やかなムードになったら、いよいよ本題へと進みます。きっかけづくりは、どちらの家でも男性側からが基本なので、緊張しそうならどう切り出すか打合せをしておきましょう。
「○○さんと結婚したいと考えております。お許しいただけましょうでしょうか」
因みに、男性側の家にあいさつに行った際のあいさつは・・・
男性「○○さんと結婚したいと思っています。彼女のお父さんお母さんにもあいさつは済ませてお許しを頂いています」
女性「ふつつか者ですが、末永くよろしくお願いいたします」
など。ご参考に!
⑥承諾が得られたらティータイム
親の趣味やふたりの子どもの時代の話題など、全員が楽しめる話しをして親睦を深めていきます。その後の食事を勧められたら辞退するのがマナーだが、あまり固辞するのも失礼なので、用意されていたらごちそうになってOKです。
⑦おいとままでの目安時間は1時間30分
一通り話しが済んだら「本日はありがとうございました」と帰り支度を始めましょう。男性側を訪問した場合は、男性から「明日も早いから・・・」などきっかけをつくってもらうとスムーズに進みます。
⑧訪問後は早目にお礼の手紙を書く
女性の場合は、当日帰宅したら無事に着いたことを電話で伝え、2~3日以内にお礼の手紙を書けば完璧です☆男性の場合も、当日電話でお礼の気持ちを伝えておきたいですね。
監修者
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