1.5次会 の 歓談時間をうまく使うポイント
1.5次会や会費制結婚式、二次会など結婚パーティーの進行に必ずある「歓談時間」
最近のパーティーではこの歓談時間をなるべく多くしたい、など重視する傾向にあります。歓談時間は自由な時間となる一方、どのぐらいの時間が適正なのか、間延びしないのか、など様々なご意見を頂くことも多くあります。今回はこの歓談時間の効果的な使い方、1.5次会や結婚式でどのように使われているかなどをご紹介していきたいと思います。
▮歓談時間とは
1.5次会や結婚式で言われる歓談時間とは、自由な時間のことになります。新郎新婦やゲストがお食事をしたり、会話をしたり、写真撮影をしたり、ウエルカムグッズを眺めたり、親御さんがご挨拶回りをしたり…などそれぞれが自由な時間を過ごすことができます。結婚式や1.5次会では、乾杯の後、新郎新婦が中座中などの時間に歓談時間を設定することが多いです。
▮歓談時間を多くとりたい理由
歓談時間は自由時間とお伝えしましたが、新郎新婦とゲストが直接コミュニケーションをとれる時間になります。参加してくれたゲストへ直接お礼を伝えたり、久しぶりに会うゲストと気兼ねなく話す、思い出の写真を残す、初めて会う親族への挨拶…などができる時間です。特に参加ゲストが多い場合、全員と会話をすることが難しくなるので、グループごとに写真撮影や挨拶を楽しみたいと考える新郎新婦がとても多いと感じます。
また、参加したゲストにとっても歓談時間が多いとゆっくりと食事を楽しんだり、同じテーブルの友人と会話をしたり、リラックスして寛ぐことができるため、おもてなしの時間にも繋がります。
このようなことから結婚式、1.5次会では歓談時間を多くとりたいと思われる理由になります。
▮結婚式と1.5次会の歓談時間の違い
結婚式と1.5次会では歓談時間の取り方に違いはあるのでしょうか。具体的なタイムスケジュールを元に確認をしてみましょう。パーティー時間は結婚式も1.5次会もコース料理のスタイルであれば2時間30分が一般的です。
*結婚式の歓談時間
結婚式では歓談時間はどのタイミングでとれるのでしょうか。一般的に多く使われるタイムスケジュールで見てみましょう。
〔結婚式のタイムスケジュールでよくある例〕
新郎新婦入場
ウエルカムスピーチ
新郎新婦のプロフィール紹介
祝辞
ケーキ入刀
乾杯→その後、食事スタート
中座
お色直し入場
テーブルラウンド
スピーチや余興、サプライズ、ムービー上映など
祝電披露
新婦手紙朗読
記念品贈呈
謝辞
退場→退場後にエンドロール上映など
送賓
結婚式のタイムスケジュールは大きく前半と後半に分かれます。(2時間30分中の1時間が前半、30分が中座、1時間が後半を想定しています)前半は入場~中座まで、後半はお色直し入場~退場までとなります。前半は、新郎新婦の紹介やお祝いメッセージ・ケーキ入刀・乾杯などよくある演出が組み込まれていきます。特に会社関係の参加が多い場合は、新郎新婦双方で祝辞を依頼するケースもあります。入場から乾杯までは20分ぐらいかかることが一般的です。前半で歓談がとれる時間は、乾杯をした後から中座をする時間までとなります。どのぐらいの時間取れるかは、後半の演出数にもよりますが、15分前後と考えておくとよいでしょう。
中座からお色直し入場までの時間は約30分程となりますので、この間にムービー上映などをすることが多いです。
後半は、お色直し入場後にゲストへの挨拶回りでテーブルラウンドを行います。ゲスト人数によって時間も変わりますが、20~30分前後かかることが一般的です。例えば10テーブルある場合、1テーブルに2分滞在したとしても20分かかる計算です。挨拶だけでも短い時間ですが、ゲストとの撮影もプラスするともう少し時間がかかるのではないでしょうか。その後、ゲストからのスピーチや余興・映像上映などが続くことが多く、後半は演出が終わった時間から祝電披露までの少しの時間が歓談時間となります。新婦手紙から退場までは一連の流れになっており、このままお開きへと進みます。
*1.5次会の歓談時間
1.5次会のタイムスケジュールは以下のような内容が多いです。
新郎新婦入場
ウエルカムスピーチ
(新郎新婦のプロフィール紹介)
乾杯→その後、食事スタート
ケーキ入刀
(中座)
(お色直し入場)
テーブルラウンド
スピーチや余興、サプライズ、ムービー上映など
祝電披露
謝辞
退場→退場後にエンドロール上映など
送賓
1.5次会は、参加者も友人のみ、友人と家族など限定した開催も多いことから、自由にプログラムを作ることができます。その点、結婚式よりも自由度が高い印象があるのではないでしょうか。プログラムの作り方は結婚式と同様で前半、後半に分けることができ、前半は入場~中座まで、後半はお色直し入場~退場までとなります。演出が結婚式ほど多くないため、その分を歓談時間として使うことが多く、お色直しも全体の50%ぐらいのため、さらに時間に余裕のあるスケジュールとなります。
親族が出席している場合は、新婦手紙や記念品贈呈などを入れますが、友人や会社同僚などの参加者の場合は、この時間を集合写真など思い出の時間に充てることもあります。
このように結婚式と1.5次会は、演出やイベント項目の違いにより歓談時間に大きな差があることがお分かり頂けたと思います。出世するゲストの顔ぶれによっても異なりますが、結婚式の方が決まったスタイルを選択することが多く、その分歓談時間が少ない傾向にあります。ゲストとあまり写真が撮れなかった、話ができなかった、という新郎新婦の声が多いのも、結婚式ならではの演出にあるのではないでしょうか。
1.5次会はプログラムを自由に作れることもあり、歓談時間をどのシーンに入れるか、どのぐらいの時間をとるか、なども自由に設定することができます。例えば、乾杯後30分は歓談時間にしたい、余興が終わったら謝辞までは歓談時間にしたい、など、歓談を中心としたプログラムを作ることもできます。
▮歓談時間をうまく使うポイント
結婚式や1.5次会で歓談時間をうまく取り入れるポイントを紹介していきたいと思います。
結婚式では決まった演出が多く、たくさんの時間をとる事が難しいとお伝えしてきましたが、限られた時間の中で歓談時間を取り入れるにはどのようにしたらいいのでしょうか。結婚式は様々な演出がありますので、演出をする時間、歓談をする時間を分けて考えていくのがポイントです。時間のメリハリをつけること、です。
例えば、
前半の新郎新婦入場~乾杯までは進行通り進むので、乾杯後は中座まで演出は入れずに歓談時間のみとする、後半のお色直し入場~テーブルラウンド~余興までは一気に進め、新婦手紙までは歓談時間のみとする、といった形です。演出→歓談→演出と5分ぐらいの歓談時間を挟んで進行した場合、次々と演出をしているような感じになり、少し慌ただしい印象になります。できるだけまとめて歓談時間が取れるようにスケジュールをたててみましょう。
1.5次会では自由な時間が多く歓談時間はとりやすくなりますが、結婚式と違い間延びしてしまいそう、ゲストが飽きないか、などを心配する声もよく聞かれます。確かに乾杯後、お開きになるまでずっと歓談ばかりでは飽きてしまうことが予想されますので、ただ歓談だけ、という進行は避けた方が良いでしょう。では1.5次会の歓談時間のポイントをご紹介しましょう。
乾杯後はお食事と歓談がスタートしますので、ケーキ入刀までは歓談時間をしっかりとるのがおススメです。乾杯後は、食事をする人、新郎新婦と写真を撮る人、などゲストによって様々ですので、次の演出まで30分ぐらいとってもいいのではないでしょうか。ケーキ入刀後はお色直しがある場合は中座となりますが、ない場合はプロフィールムービーや思い出写真のスライドショーなど映像上映、テーブルラウンドなどに進みます。ゲスト人数が80名以上と多い場合は、テーブルラウンドを2回に分けることもおススメです(1回のラウンドでは30分以上かかることもあり、最初に挨拶するゲストテーブルと最後のテーブルの時間差が30分以上あり、待ち時間が長く感じることもあります。)
テーブルラウンド後は、余興やスピーチ、ゲームなどで過ごし、残った時間は歓談時間として使えます。最後の歓談はデザートタイムや新郎新婦が別々に友人テーブルで過ごす、など当日のパーティーの雰囲気に合わせて過ごします。
また、歓談時間の多いパーティーということをあらかじめゲストに伝えておくこともおススメです。パーティー冒頭のウエルカムスピーチで、「本日のパーティーは皆様とたくさん写真を撮ったりお話をしたいと思っていますので、歓談時間を多めにとってあります。ぜひ一緒に楽しみましょう」などと趣旨を伝えておくと、ゲストも気兼ねなく楽しんでもらうことができるのではないでしょうか。
2時間30分のパーティー時間は、思った以上にあっという間に過ぎていきます。歓談時間をうまく取り入れてゲストと撮影や会話を楽しめるようにプログラムをプランナーや司会者と相談しながら作り上げていきましょう。
まとめ
歓談時間は新郎新婦とゲストが直接コミュニケーションがとれる自由時間になります。最近の結婚式、1.5次会では歓談時間を多くとれるような進行が人気です。ゲスト人数に合わせて歓談時間をどのぐらいとれるか考えながらプログラムを作成していきましょう。
結婚式ではたくさんの演出やイベントがあるため、歓談時間を多くとることが難しいこともあります。歓談時間、演出時間と分けてプログラムを作る工夫がおススメです。
1.5次会では自由にプログラムの作成ができるため、歓談時間を多くとることが可能になります。ゲストが飽きないように歓談時間ばかりでなく、ところどころに演出を組み込んでいきましょう。
監修者
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