結婚式の親の衣裳はどうする?
結婚式当日の親の衣裳。
何を着たらいいのか、相手側はどんな服装になるのか、など気になることは多いものですが、実際にどんな服装をしたらよいか、正装はどんなスタイルなのか、などを紹介していきます。
まず、親の衣裳は、新郎新婦と格を揃えるのがマナーといわれています。
新郎新婦が正礼装なら親も略礼装に合わせます。格が合っていれば洋装か和装かは、新郎新婦に合わせなくてもOKです。一般的には
父親・・・モーニングコートかタキシード
母親・・・五つ紋付黒留袖
を着ることが多いようです。
重要なのは、新郎新婦より目立たないこと。特に父親は、新郎と衣裳が似ていることは多いので、モーニングのズボンの縞を細くしたり、ネクタイの色を地味にしたり、と配慮することもあります。
また、新郎新婦とだけでなく、両家で「格」を揃えることも重要です。子供たちに情報の橋渡し役になってもらい、両家でバランスのとれた衣裳を選ぶようにしましょう。
特に集合写真を撮影した時や両家で並んで挨拶をする時などに、両家で格が揃っていると、ゲストからみてもとてもバランスがよく見えます。
子供が衣裳をレンタルする店で一緒に手配するのが楽です。着付けを頼む場合は、1カ月前には予約をしましょう。また着付けをする人数やヘアメイクなどもお願いするか、など細かな内容も決めておきましょう。
遠方に住んでいて、直接試着に行くことができない場合などは、「お見立て」をしてくれる店舗もあります。
モーニングであれば、身長、体重、ウエスト、足のサイズ、股下の長さ、首まわりなどのサイズを伝えておくと、見合ったものを当日式場に届けてくれます。留袖などは柄が様々ありますので年齢や好みを伝えておくと、それに応じたものを選んでくれます。レンタルはその日に着て、その日に返却することができるので荷物にならず、持ち込むものも少ないため、遠方にお住まいの方には便利なシステムだと思います。
手持ちで留袖がある場合は、事前に郵送することができるので、小物などの忘れ物がないか、着物がしわにならないようにたたんで送りましょう。
最近では母親用のドレスを専門的に扱うショップも出ており、ドレス、コサージュ、靴がセットになってレンタルできるサービスもあります。こちらもレンタルした場合は、直接会場に届けてくれるので、遠方の方にはとても便利です。
兄弟、姉妹の衣裳は、新郎新婦や親より格を下げるのが基本です。とくに女性は、花嫁より目立たないよう控えめな衣裳を心がけましょう。
【親の衣裳のあれこれ】
*和装の場合(父親)
羽織は、黒無地の染め抜き五つ紋付を着ます。
羽織紐は白絹の丸組みか平打ち。白い扇子は必須で、写真撮影の時や挨拶の時などは右手に持っています。
袴は仙台平で縞柄は細めのものを選びます。
草履は白い鼻緒で畳表のものが正式になります。
*和装の場合(母親)
着物は、五つ紋付の黒留袖を着ます。
黒い骨の末広(扇子)をさします。(この時、扇子の金色の部分を正面にむけておきます。)
帯は、金・銀の糸や箔の唐織や錦織の袋帯が一般的。二重太鼓に結びます。
帯揚げは、しろの綸子か総絞り、帯締めは白や金銀の格調たかいものを選びます。
バッグは草履と共布か、小型で上品なデザインであれば洋装のものでもOKといわれています。
草履はつづれ錦や佐賀錦など豪華な布製のものを。
*洋装の場合(父親)
昼間なら、モーニングコート。
夕方以降は、タキシードを着用します。
ネクタイは、シルバーグレー、白と黒の縞柄など。
胸ポケットにはポケットチーフをさす。
ズボンの縞柄は細めに。
*洋装の場合(母親)
ドレスは、昼間はアフターヌーンドレス、夕方以降は、イブニングドレスを着用します。
ネックレスやイヤリング、コサージュなどで華やかに演出します。
バッグは、小さいクラッチバッグなどを持ちます。
靴は、革製のプレーンなハイヒールパンプス。
以上が、正装のスタイルになります。
結婚式が、カジュアルな披露パーティーや内輪だけの小規模なパーティーなど略式の場合は、招待状に「平服で」と断りを入れることがあります。この場合は、主催者側である新郎新婦はもちろんのこと、親も略礼装でなければ、招待客に失礼になることもあります。
父親はブラックスーツやダークスーツ、母親は和装の場合は紋付の色無地や訪問着、付け下げ、洋装の場合は、あらたまった感じのワンピースやスーツなどがよいでしょう。
監修者
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