婚約記念品はエンゲージリング?
婚約記念品とは、婚約の記念に男性から女性は、女性から男性へと贈り物をして、婚約を記念とするもののことです。必ず贈るという決まりはありませんが、多くのカップルが贈り物を購入し、男性から女性への贈り物はエンゲージリング(婚約指輪)が定番になっています。
女性から男性へ贈る場合は、腕時計やスーツが主流のようですが、靴やカバンなどの革製品・男性の趣味に合わせてカメラやスポーツ用品・パソコンなども人気が高くなっています。昔はスーツを仕立ててもらうことが多かったようですが、働き方の変化でスーツを着ない人も増えてきており、実用的なものを贈ることが多いようです。
いずれにしても人生の節目を記念する品物なので、相手の希望を聞き、長く大切に使えるものを選ぶようにしたいですね。
昔から、婚約指輪は給料の3カ月分といわれていますが、実際には30~40万円くらいの指輪を贈る男性が多いようです。女性から男性へ贈る記念品の金額は、5~35万円と幅広く、平均は21.5万円とされています。
最近では他の費用にまわすために婚約記念品を省略する人も増えてきているようです。絶対に贈らなければならないものではないので、無理のない範囲にしましょう。婚約指輪は結婚が決まってからふたりで買いに行くケースが多いようです。品質やデザインを重視して、何よりも女性の好みを最優先に考えて決めるとよいでしょう。
婚約記念品は、結納や食事会を行う場合に記念品を取り交わします。
結納品に含める場合は、他の結納品と同様にのしをかけます。目録への記載の仕方は両家で話し合いをします。結納品に入れない場合は、結納後に記念品を贈りあうセレモニーを入れたり、食事会の際には、食事の前に取り交わすなどして、その場で披露すると記念にもなっていいですよ。当人同士だけより親など第三者の前で交換したほうが、よりお互いの責任感が高まり改まった気持ちになれるものです。
婚約記念品を省略する場合は、ふたりの意思がそれで共通しているのなら「婚約記念品なし」という選択肢もよいと思います。ただ、婚約記念品を省略することを男性から言い出すのはマナー違反。省略したい場合は、女性のほうから話しましょう。意思が固まったら両家の両親にきちんと報告をしましょう。
婚約を記念する品物としては、指輪を選ぶ男性が全体の9割ぐらいと圧倒的な人気です。その次に6%でネックレス、3%の時計、1%のピアス・イヤリングといわれています。着物やスーツを選ぶ人もいるようです。
圧倒的な人気の指輪は、デザイン・価格共にバラエティに富んでいますが、一番人気はやはりダイヤモンドのリングです。宝石の中でも最高の硬度と透明度を持ち、だれにも壊すことのできない固い絆とピュアな愛のシンボルといわれています。
ダイヤモンドの価値は、4Cで決まるといわれています。4Cとはダイヤモンドの品質などを評価するための4つの要素のことで、各要素の頭文字にCがつくことからそのように呼ばれています。
①カラット Carat
大きさではなく「重さ」を表す単位です。1カラット=0.2gで重くなればなるほど希少価値が高くなります。
②カット Cut
ダイヤの形と研磨の状態によって5段階で評価されます。最高はecellentといわれ、エンゲージリングにはgood以上のものをえらびたいですね。
③クラリティ Clarity
「透明度」を表す基準です。キズ・欠け・内包物の大きさ・場所・性質などを鑑定して評価が決まります。
④カラー Color
ダイヤの色を表します。アルファベットで表記され、無色のDから始まり茶色味を帯びたZまで格付けされます。Dに近い方が価値が高くなります。
金額の相場は30~40万円。婚約指輪以外にも、結婚式にお金をかけたいので、予算をおさえめにする、などふたりの希望を検討しながらじっくりと選んでいきましょう。
婚約指輪は、必要なタイミングの3カ月ぐらい前に注文をしましょう。最近は既製品だけではなく、セミオーダー、フルオーダーで好みのエンゲージリングのデザインをすることも可能です。仕上がるまで、セミオーダーの場合は、1カ月、フルオーダーの場合は、最低2カ月はかかるので注意しましょう。また、指輪に誕生石をあしらうのも人気です。誕生石にはそれぞれ宝石言葉がありますので、自分の誕生石を調べてみましょう。
*誕生石と宝石言葉*
1月→ガーネット 貞操・誠実
2月→アメジスト 真心・純真
3月→アクアマリン 英知・聡明
4月→ダイヤモンド 永遠・純潔
5月→エメラルド 愛・幸福
6月→パール 健康・富・長寿
7月→ルビー 情熱・自由
8月→ベリドット 友愛・夫婦愛
9月→サファイア 真実・正直
10月→オパール 希望・幸福
11月→トパーズ 忠実・友愛
12月→トルコ石 成功・不屈
一生に一度の記念の品です。ふたりにも両親にとっても記念になるようなものを選びたいですね。
監修者
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