婚約式とは?
「婚約式」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
日本でも少しずつ浸透してきていますが、まだ馴染みが少ないかもしれません。
婚約式とは、キリスト教徒が神様の前で婚約を誓う儀式で欧米では一般的なものといわれています。日本でいう結納に近いスタイルですが、結納ほどの形式はなくもう少しカジュアルに行われる儀式です。
この儀式をもモデルに、家族や友人が立会人となって宗教色のない人前婚約式を行うカップルも増えてきています。本人たちが主催をする場合と友人が発起人となる場合があり、列席者が証人となり婚約の誓いをかわします。最近はこの形が多く、ゲストのまで結婚報告をするパーティーのような位置づけになっています。
ホテルやレストランを会場に、婚約式(婚約宣誓書にサインをしたり、婚約の記念品を贈りあう、ふたりからあいさつがある、等)が終ったあとに婚約披露パーティーを行うカップルもいるようです。決まった形式やしきたりはないので、自由にプランニングできるところが人気です。パーティーの進行役は、友人にお願いしておくと安心です。(二次会幹事のようなイメージです)
婚約式は結婚式の3ヶ月前までに行うことが多いとされています。ふたりの結婚の意思が固まり両家へのあいさつを済ませ同意を得てから行うようにしましょう。
婚約の1年後に式を挙げるなど、結婚の準備期間に余裕がある場合は、披露宴の招待状を送る予定の人に婚約通知状を送ることもあります。(下記参照)会社関係の人などには出さず、友人や親戚などごく親しい人に送ります。形式は自由ですが、目上の人には改まった文面で送るのがマナーです。
*婚約通知状の文例*
拝啓 菊薫る季節を向かえ ますますお健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます
さて 私どもは 去る10月1日に正式に婚約をいたしました
常日頃から皆様方にもお心をかけていただき 応援をありがとうございます
結婚へ向けてふたりの気持ちが固まり 現在希望にもえて新生活の準備に勤しんでおります
皆様からの度重なるお心遣いに感謝申し上げるとともに ここに婚約をご報告させていただきます
なお 挙式は来年の3月を予定しております
その折には改めてお知らせ申し上げますので ぜひご列席賜りますようお願い申し上げます
今後ともよろしくご指導くださいますよう 合わせてお願い申し上げます
取り急ぎ ごあいさつまで
改めて送ることでふたりにとっても気持ちが引き締まりますし、きちんとした報告になるので丁寧な印象も与えると思います。時間がある場合は送ることも検討してみてもいいのではないでしょうか。
婚約を披露するパーティーは、ふたりの婚約発表をお世話になった人や親しい人に食事やお酒を囲みながら、お祝いしてもらうものです。ふたりの身内や友人達との顔あわせの場としての役割も果たします。
形式は自由でかまいません。行きつけのレストランに招待するのもいいですし、美味しい料理を囲んだちょっと高級レストラン、しっかりした空間で行いたい場合はホテルなど、ふたりがどんなイメージをもっているかによって場所も選ぶといいでしょう。アットホームな雰囲気のパーティーなので、婚約したふたりが主催者となるのが一般的ですが、両家の両親、兄妹、ごく親しい友人や同僚など比較的少人数を招待します。
婚約式の服装は、ふたり、ゲスト共に正装でなくともかまいません。思い出に残るセレも二ーになるので、あまりカジュアルすぎるよりは、女性はワンピース、男性はジャケットをはおる、などがふさわしいのではないでしょうか。
婚約式に決まった流れはありませんが、一般的な流れをご紹介しておきましょう。
■開会のあいさつ
進行役(兄妹や友人など)が来場のお礼と始まりの言葉を述べます。
例)本日はふたりの婚約式にお越し頂きありがとうございます。婚約式とはふたりが婚約をしたことを本日ご出席頂いた皆様にご報告をし、婚約を誓う式のことです。温かく見守っていただければと思います。それではこれより婚約式をはじめさせていただきます。
■ふたりから婚約発表
自己紹介とふたりのなれそめなどを話しをしたあとに婚約を発表します。
例)私たちは本日婚約をいたしました。お互いを信頼し、よりいっそうの愛を育んでいくことを誓います。
■記念品の交換
男性は婚約指輪を、女性は男性向けの品物を贈るのが一般的です。指輪は男性の手で女性の薬指にはめてあげましょう。男性も受取った記念品をその場であけて披露するのが欧米のマナーです。
■乾杯
年長の友人など、お願いできる人に乾杯の発声をお願いする。
■食事・歓談
ふたりは会場をまわり、飲物や料理をすすめながら出席者同士を紹介します。
■ふたりのあいさつ
お開きの時間になったら、ふたりから来場のお礼と挙式の予定などを報告します。
■閉会
時間は2時間ぐらいが一般的です。自由度の高い式ですので、ふたりらしくアレンジして思い出に残こる1日としてくださいね。
監修者
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