結納後の食事会の流れ
晴れて結納がまとまりましたら、その後は食事会になります。
結納の後の食事会なので、決まった流れなどがあるのかと思いがちですが、実は食事会には形式はありません。
両家が婚約を祝い、あいさつを取りかわす場、であるので進行は自由に和やかな会食を楽しんでください。
ただ、すべて成り行きまかせというわけにもいかないので、進行役が両家の橋渡しをしたり、双方が楽しんで過ごせるように配慮をする必要もあるかと思います。
食事会の進行役は、男性本人か、男性の父親が務めるのが一般的といわれています。両家であいさつを交わした後は、本人同士が両親を紹介します。
他には乾杯の発声を誰にするか、結びのあいさつはだれからもらうかなどは事前に決めておきましょう。前もって声をかけておくとしっかりと準備もできて、当日も慌てずにすみます。
食事会では、両親はその場が初顔合わせというケースも多く、どのような話をしたらよいか戸惑うケースも多いようです。そのためまずはふたりが中心となって積極的に話をするようにしましょう。
例えば、挙式・披露宴についてこんな風に考えているなどの話や、結婚後の生活の計画を話すのもよいでしょう。結婚後の話が具体的にしづらいときは、趣味や子供の頃の思い出を話し合ってもいいのではないでしょうか。
会食を楽しんだら、疲れがでないうちにあいさつをしてお開きにします。時間は2時間ぐらいが目安です。最後の会計時に気まずい思いをしないように、支払い方法も事前に打合せをしておきましょう。
*食事会での席次について
結納の時も両家の席次がありましたが、食事会の時もある程度マナーに則った席次で着席したほうが落ち着くと思います。
レストランなどでも一般的には、入口から一番遠い席が上座になります。
それぞれの家族でまとまって、奥から本人→父親→母親という順で着席するとよいでしょう。結納に代わる食事会であれば、結納を納める立場の男性側が奥、女性側が入口側になりますので、覚えておきましょう。座る場所もあらかじめ決めておかないと、両家で譲り合ってしまいなかなか会がスタートしないこともあります。決めた席にスムーズに座ってもらうようにしましょう。
【一般的な食事会の進行例】
①はじめのあいさつ
出席者が全員そろって着席したら、進行役がありさつをします。
「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。」
②家族の紹介
男性側から家族を紹介します。
「父親の○○と申します。△△関係の仕事をしております」
などと続柄と一言仕事や趣味などを紹介していくといいでしょう。
③婚約記念品の交換
婚約記念品の交換を行うときは、その場で披露をします。交換が終ったら
「結構なお品物をありがとうございます。」と一同あいさつをします。
記念品が指輪などの場合は、ふたりに交換をしてもらい披露したり写真を納めたりなどしてもOKです。
④乾杯、食事
男性側が進行役をつとめているときは、乾杯の音頭は女性の父親に依頼してもOKです。乾杯の前に一言「ふたりの婚約と両家の繁栄を願って・・・」など伝えてから乾杯をしましょう。乾杯後は、お食事が運ばれてきて会食・歓談のスタートです。ふたりが話題を提供できるようにいくつか準備をしておきましょう。
⑤締めのあいさつ
食事が終って一段落したら、締めのあいさつに入ります。ふたりからは
「本日はありがとうございました。今後とも私たちを見守ってください」などとお礼のおいさつをするようにしましょう。
*食事会の話題について
食事会での話題に困るふたりも多いと思います。当日慌てないように、あらかじめそれぞれの親の趣味や話題になりそうなことを探しておいて、会話につなげるようなことも考えておくといいと思います。
両家の親睦を深めるのは目的になりますので、基本的には自由に会話を楽しめばOKです。ただし、相手を不愉快にしたり、対立感情を抱くような話題は避けるのがマナーです。政治や宗教の話、社会的地位などを自慢するような話、みえすいたお世辞、通俗的なギャグや下ネタなどは避けましょう。
*最近の食事会のスタイル
婚約する男女双方が仕事をもって収入を得ていることが多い最近は、ふたりが両親を食事会に招待するスタイルも増えています。会場の手配はふたりが中心になって進め、会食費もふたりが親の分を負担します。
「披露宴や新生活準備で面倒をかけますが、よろしくお願いします。」という気持ちで両親に会食を楽しんでもらうことができるのも素敵な思い出になりますので、ぜひ参考にしてみてください。
監修者
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