1.5次会・結婚式で使うブーケの種類と基礎知識
結婚式、1.5次会 で必須アイテムのウェディングブーケ。
ブーケの起源やブーケを持つ意味は、前回ご紹介させて頂きました。
結婚式、1.5次会 のウェディングブーケには様々な種類があり、形や大きさによって使う花材にも向き不向きがあります。
使用する花材が異なるだけで、個性豊かなウェディングブーケを作ることができます。
また、生花だけでなく最近の 結婚式、1.5次会 でのトレンドではドライフラワーや造花、プリザーブドフラワーのウェディングブーケも人気があります。
ここでは、結婚式、1.5次会 の代表的なブーケの種類・形 それにあったドレスの種類・最近のトレンドについてのご紹介をしていきます。
□結婚式、1.5次会 ウェディングブーケの種類・形の特徴
*ラウンドブーケ
正面から見ても横から見ても、丸く見えるのが特徴なブーケ。
ブーケの中でももっともオーソドックスなタイプで、花材を変えて異なるイメージを持ちます。
花をメインに使って、丸く仕上げていく事が多く、可愛らしいデザインになります。
グリーンを加えればナチュラルにもなりますし、サイズもドレスの種類や全体のバランスを考え変化されることをお勧めいたします。
見た目も可愛らしいだけでなく、花材や色の変化・グリーンを加えることでカジュアルにも大人っぽく上品なイメージにもなる、自由なアレンジができます。
持ち手がプラステックのホルダーを使用するケースが多く、ブーケの色合いや雰囲気に合わせてリボンやレースで巻き上げています。
また、花の部分は吸収性スポンジに1本ずつお花を挿して作成しますので長持ちするのも特徴です。
*キャスケードブーケ
流れるようなラインに花をあしらうキャスケードブーケ。
キャスケードとは「連なった小さな滝」という意味を持ちます。
華麗な美しさで、海外のウエディングでもよく見られる、花嫁のブーケの永遠の定番でもありますが、重量があるのでカジュアルなウェデイング向きではなく、厳粛な教会式などに向いています。
大ぶりの花を使い存在感をだすとより格式高い雰囲気になります。
グリーンを使って動きのあるデザインにすることが多く、最近では小ぶりが人気のようです。
1981年、ダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚式。
ダイアナ元妃が持ったのは、クチナシ、シタキソウ、ラン、ユリ、アール マウントバッテンのバラ、フリージア、ベロニカ、アイビー、トラデスカンティアを使った壮大なキャスケードブーケでした。
まさにロイヤルウエディングを象徴するボリュームのあるデザインが印象的だったようです。
*オーバルブーケ
ラウンドとキャスケードの中間のデザインをもつブーケ。
ラウンドブーケよりもボリュームがあり、キャスケードブーケよりも小ぶりでやわらかい印象で楕円形をしているのが特徴的です。
大きめの花や動きのグリーンなどを使うことが多く、花材によって違ったイメージで作ることができます。
このオーバルブーケの中にティアドロップブーケというデザインのものもあります。
*ティアドロップブーケ
しずくの形をさかさまにしたデザインを言います。
オーバルブーケよりもシャープな形になります。
セミキャスケードともいわれますが、丈を短くする分、身長を気にせずに選べるのも特徴です。
花材によって、可愛らしくもエレガントな雰囲気にも仕上げることができます。
イギリスのウィリアム王子&キャサリン妃の結婚式では
可憐なティアドロップブーケを選ばれました。初夏の旬の花、花言葉を踏まえ、スズラン(幸福・純潔)、ナデシコ(勇敢・純愛)、ヒヤシンス(不変の愛)、アイビー(繁栄)、ギンバイカ(結婚そのもの)が使われました。
*シャワーブーケ
シャワーや噴水から放射状に水が広がったデザインのブーケ。
ボリュームがあり、キャスケードにも似ていますが、横幅が広く躍動感をだすことができます。
使用する花材・色味・リボンでも印象が変わってきますので、エレガントにも可愛らしくもできます。
グリーンとの相性もよいので、ナチュラルなガーデンウェデングにも人気です。
「幸せがシャワーのように降り注ぐように」との願いが込められたロマンチックなブーケです。
*ハンキングブーケ
手で握って持たずに、腕に掛けて持つことができるブーケを言います。
丸いタイプが多く、ボールブーケがもっとも人気。
他にも持ち手のついたバッグブーケやバスケットブーケなどがあります。
形のバリエーションが多くできるのでハート型にすることも。
持ち手をリボンやパール、飾り紐で作っても印象が変わるので、個性が出しやすいデザインです。
披露宴、 1.5次会 の演出でも手がふさがらないので、用途に合わせて選ぶことができます。
*リースブーケ
ハンキングブーケの仲間で、手がふさがらないので自由度の高いブーケ。
クリスマスリースのようなリング状のブーケ。
このリースは「途切れない永遠の愛」を表すと言われています。
クリスマスリース同様、使う色見や花材で印象を変えることができます。
シックにもナチュラルにもなりますし、リボンを使って可愛らしく作ることも出来ます。
*クレッセントブーケ
クレッセントとは「三日月」を意味します。
三日月型で優しく弧を描いたデザインで、他のブーケと異なりアシンメトリーなのも特徴です。
エレガントで大人っぽい印象ですが、カーブの強弱や色味で個性的な仕上がりになります。
*クラッチブーケ
クラッチとは「掴む」「握る」という意味を持ち、ブーケボルダーを使わずに、片手でつかめるほどの花を束ねたナチュラルなブーケ。
花の茎そのものの雰囲気をいかしたナチュラルな印象で、海外でのウェディングではこのスタイルが多く見うけられます。
大きさや花材、グリーンを加えることで、可愛らしくカジュアルなスタイルだけでなく、スタイリッシュにもモダンにも、様々な雰囲気になります。
日本の結婚式では、挙式・披露宴、 1.5次会 にお花がしおれないように、ラウンドブーケやキャスケードブーケなどのように、吸水性スポンジのついた専用のブーケボルダーを使うデザインが主流でしたが、近年はナチュラルなスタイルのクラッチブーケが人気となりました。
お花選びも配慮し、持っていない時には花瓶に入れ、お水につけておくことをお勧めいたします。
また、アートフラワーを使うことで好みのデザインを取り入れる事もできます。
*アームブーケ
カラーなど茎の自然なラインを活かしたデザインのブーケ。
自然な花の形、茎の美しいラインをそのまま見せ、花の量も少なめに細長く束ねたすっきりとしたシルエットになります。
スタイリッシュなイメージをもつので披露宴、 1.5次会 の雰囲気にあわせて選んでみてください。
*メリアブーケ
花びらを1枚1枚重ねて大輪のお花の形にしたブーケを言います。
パールやビーズを入れたりすることもでき、ポイントに使うとよりオリジナリティでインパクトのあるブーケになります。
メリアにできる花は種類が限れてきますので、アートフラワーやプリザーブドフラワーでデザイン性の高いものを作る事も多くなりました。
バラやユリを使った「ローズメリア」「リリメリア」が作り易いといわれています。
□結婚式、1.5次会 ウェディングブーケにあうドレス
*ラウンドブーケ
どのスタイルのドレスとも相性が良いです。
●プリンセスライン
●Aライン
●エンパイアライン
●マーメイドライン
●スレンダーライン
*キャスケードブーケ
トレーンの長いドレスに合わせると素敵に見えます。
クラシカルで大人っぽく落ち着いたデザインとの相性が良いです。
●Aライン
●マーメイドライン
●スレンダーライン
●エンパイアライン
*オーバルブーケ
優しい雰囲気のブーケなのでどのデザインのドレスとも相性が良いです
●プリンセスライン
●Aライン
●エンパイアライン
*ティアドロップブーケ
●プリンセスライン
●Aライン
*シャワーブーケ
ボリューム感のあるドレスと相性が良いです。
スリムラインのドレスでればブーケを小ぶりにするなどして合わせでも良いです。
●プリンセスライン
●Aライン
●エンパイアライン
●スレンダーライン
*ハンキングブーケ
キュートな印象のハンキング・リースブーケは可愛らしい印象のドレスに合います。
和風の装飾で和装にも。
様々なデザインのあるブーケですので、ドレスとの色味や雰囲気に合わせて選んでください。
●和装
●Aライン
●プリンセスライン
●エンパイアライン
*リースブーケ
あまりボリュームのない可愛らしい印象のドレスと相性が良いです。
●Aライン
●スレンダーライン
●エンパイアライン
*クレッセントブーケ
花材やアーチの強弱でエレガントな印象からカジュアルなものまであるブーケは、雰囲気に合わせてドレスを選ぶと良いでしょう。
●Aライン
●スレンダーライン
●マーメイドライン
●スレンダーライン
*クラッチブーケ
花材やシルエットでカジュアル~エレガントな印象のスタイルまでできるクラッチブーケは
ドレスも様々になり、どのタイプでも合います。
ドレスとブーケに合ったものをお勧めします。
●Aライン
●マーメイドライン
●スレンダーライン
●エンパイアライン
*アームブーケ
シンプルでスレンダーな大人っぽい雰囲気のドレスと相性が良いです。
●スレンダーライン
●マーメイドライン
*メリアブーケ
ラウンドブーケ同様どのラインのドレスにも相性が良いです、
●プリンセスライン
●Aライン
●エンパイアライン
●マーメイドライン
●スレンダーライン
□結婚式、1.5次会 ウェディングブーケ 最近のトレンド
最近のトレンドはクラッチタイプでナチュラル志向が人気ではありますが、シンプルなスタイルで1種のお花・1種のカラーだけで束ねたブーケも注目されています。
季節や会場の雰囲気、テーマに合った花材を使用して自分だけのセンスを引き出してみてはいかがでしょうか。
選ぶのはお花だけではなく、リーフや植物を使っての今どきなブーケが人気を集めています。
衣装はナチュラルな印象の、Aライン以外にもエンパイアライン、スレンダーラインもトレンドにも上がってきているので、ガーデンウェディングにもあうナチュラルな印象のブーケもお勧めです。
生花だけでなく、アートフラワーを使用することでお花がしおれてしまう心配もなく、予算も抑えることができます。
このお話はまた別の機会にご紹介いたします。
そうぞ参考になさってみてください。
監修者
『会費ウェディングスタイル』では、高品質で低単価をテーマに、料理・衣装・会場などにこだわった会費制ウェディングスタイルを提供しております。
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