挙式の流れ~仏前式~
結婚式や 1.5次会 で仏前式、という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
結婚式や 1.5次会 での仏前式とは、お寺で挙げる挙式のことです。
結婚式や 1.5次会 での仏前挙式は、深い因縁によってふたりが出会い、結ばれることを仏様とご先祖に感謝する儀式です。来世まで添い遂げることを誓います。
仏教には輪廻転生(生まれ変わり)という考えがあり、縁の深い人とは来世でも結ばれると考えられており、前世の結びつきによって再び出会った二人が、現世だけでなく来世の結びつきも誓いあうのが特徴です。
結婚式や 1.5次会 での式では、念珠(数珠)の授与やお焼香が行われるのが特徴です。参列者も数珠を用意します。
新郎新婦の服装は自由ですが、白無垢と羽織袴などの和装が一般的です。(結婚式や 1.5次会 での神前式と同じようなスタイルです)
式は新郎側の菩提寺や縁の寺院で行うのが一般的です。宗派が両家で異なる場合は、話し合いをして決めましょう。結婚式場やホテルなどで仏前式を行っている所は少ないので、お寺を自分で探して、披露宴会場も寺院とは別に探す必要があります。披露宴会場は、移動を考えてあまり寺院から離れていない所、又はバスなどで一斉に移動できる所がおススメです。特に親族は土地勘がなかったり、バラバラに移動して迷ったり・・・など、集合時間に間に合わない、などもありますので気をつけて探していきましょう。
【焼香の手順】
焼香とは、各種の香木を細かい粉にした抹香を香炉にくべるものです。その香には心身を清める力があるとされます。手順は宗派や寺院によって若干の違いがあるので確認しておきましょう。
①新郎新婦の順に行います。
焼香台の前に進んだら、本尊に向って静かに合掌し、目を閉じて軽く頭を下げます。
②左手に数珠をかけたまま、右手の親指、人差し指、中指で抹香をつまみ、額の前に押しいただきます。
③抹香を焼香台にくべます。
焼香の回数は1回が多いのですが、宗派や寺院によって異なるので、結婚式を挙げる寺院で確認をしましょう。
④再び、本尊に向って合掌します。
【仏前式の進行例】
*入堂
両親、親族の順に本堂に入り着席します。続いて、新郎と媒酌人、新婦と媒酌人夫人が入堂し、仏前に進みます。
*司婚者入堂
司婚者(僧侶)の入堂とともに一同起立して合掌。僧侶が開式を告げ、焼香、合掌礼拝をします。
*敬白文朗読(けいびゃくもんろうどく)
僧侶が焼香し、啓白文(本尊に申し上げる言葉)を読み、仏様とご先祖に結婚式を執り行うことを報告します。
*念珠(数珠)授与(ねんじゅじゅよ)
仏前に供えられた念珠を僧侶が授与します。新郎には白い房、新婦には赤い房が渡されます。
両手で受け取り、左手の親指をのぞく四指にかけます。指輪の交換をする場合は、このあとに行ういます。
*司婚の儀
僧侶が結婚の誓約文を読み上げ、最後にふたりに問いかけます。「誓います」と答えると、僧侶が結婚成立を宣言します。
*誓詞朗読
近いの言葉を新郎が朗読し、氏名を名乗ります。続いて新婦も氏名を名乗ります。
*新郎新婦の焼香
焼香台の前に進み、新郎、新婦の順に手順に従って焼香を行います。両親と親族は座ったまま合掌します。
*誓杯
夫婦固めの杯です。三つ重ねてあるいちばん上の杯をとり、新郎→新婦→新郎の順に三口で飲み干します。
*親族固めの杯
参列者全員に杯が配られます。一同起立して飲み干したら、本尊に向って合掌します。
*法話
僧侶が仏教の教えにもとづき、結婚のお祝いと心得などの法話を行います。
*退堂
合嘗礼拝ののち、僧侶、新郎新婦、媒酌人、両親、親族の順で退堂します。
仏前式は以前は僧侶の方(僧侶の方は服装が袈裟です)や檀家の方などに限られていましたが、現在では希望があればその寺院に行って話を聞き、挙式をすることも可能になっています。
仏前式はあまり馴染みがないと思いますので、親や親族には仏前式を選んだ理由などを話しておくとよいでしょう。親は親族やゲストへの挨拶やおもてなしをする役目がありますので、
服装はどうしたらよいのか、着替える場所はあるか、何時から入れるか、親族用に控室などがあるか、準備をしておかなければならないものはどんなものか、など細かい部分を気にしていることが多いです。お寺を決める前にも列席してくれるゲストのことも考えて、あらかじめ予想される質問をお寺にもしておくとよいでしょう。
寺院での結婚式はお香が焚かれ、雅楽の演奏がある厳かな雰囲気です。古くからの伝統と神聖さを感じながら式を行うことができます。その雰囲気を親族やゲストにも感じてもらえるように準備をしっかりと行っていきましょう。
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監修者
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