お披露目パーティー用の招待状とは
結婚式に必須アイテムの招待状。お披露目パーティーや1.5次会、二次会などパーティーのスタイルは様々でも結婚パーティーを開催することになったら必ず作成します。招待状の作成は、結婚式の一番最初の準備物です。お招きするゲストに一番最初に目に触れることもあって、期待感を抱かせるためにデザインにこだわりを持つ方、手作りをする方など工夫をされる方が多い印象です。
今回はお披露目パーティー用として使いやすい招待状や文章例についてご紹介していきたいと思います。
お披露目パーティーの招待状の種類は?
お披露目パーティーや結婚式の招待状は、紙の招待状を封筒に入れ、切手を貼り郵送する、というものがほとんどでした。上質の厚みのある表紙に、あいさつ文と場所、日時などを記載した中紙、地図や付箋、返信ハガキを一式としていました。切手も「慶事用」といっておめでたい鶴や亀などが描かれた切手を購入し投函をしていました。今でも紙の招待状は選ばれており、格式の高い結婚式を開催する方などを中心に利用されています。
招待状は1部が350円~500円ぐらいが相場です。さらに切手代(招待状用で92円、返信ハガキ用で63円)がかかりますので、1部作成するのに約500円ぐらいかかります。80名のゲストに作成する場合は4万円ぐらいがかかる計算になります。意外と料金がかかることがわかりますね。
そこで登場したのが、「web招待状」
webで招待状が作成でき、専用のURLが発行され、誰でも簡単に利用ができることで爆発的に人気が高まりました。しかもオプション機能をつけなければ無料で使用できるものがほとんどです。最近では機能がどんどん追加され、web決済や動画を送れるなどweb招待状の差別化が図られており利用者にとっては大変便利に利用できるようになりました。
web招待状が人気な理由としては、無料で利用できることはもちろん
- おしゃれなデザインが多く、たくさんの種類から選べる
- 自分用にカスタマイズができる
- 招待客リストがダウンロードでき、集計が簡単にできる
- URLを送るのみ、住所やフルネームがわからない友人にも簡単に送信できる
- 返信も入力するだけなので、ゲストに負担がかからない
など利便性の良さが好まれています。
お披露目パーティーで人気の招待状は?
お披露目パーティーでよく使用されている招待状は「web招待状」です。
人気の理由は
・料金がかからない
・手軽に準備ができる
・1日で作ることができる
・住所を調べなくてよい
などがあげられています。
お披露目パーティーは会場探しなどの準備をスタートしてからだいたい3~5ヶ月後に
開催をする方が多いです。
そのため、時間を極力かけずに準備ができるweb招待状はとても使いやすいようです。
年配の親族にweb招待状はどうなんだろう・・・と思われる方もいらっしゃいますが、
スマホの普及率がかなり高いこともあり違和感なく受け入れられていると思います。
もし、心配であれば、親族だけには紙の招待状を用意する、などもおススメです。
お披露目パーティー用の招待状文例は?
お披露目パーティー用の招待状文例も様々なものが考えられますが、大きく2つに分けられるのではないでしょうか。
1つ目は
「挙式をすでに済ませている」
例えば、挙式を海外や国内リゾート地、神社など家族や親族だけであげて、後日親しい方や友人を招いてお披露目パーティーを希望している方です。
【挙式済み招待状文例】
皆様 お変わりなくお過ごしのことと存じます
このたび△月△日にハワイの〇〇〇〇〇〇にて結婚式を挙げてまいりました
日頃お世話になっている皆様にお集まりいただき
ささやかですが 結婚のご報告を兼ねて披露の場を設けたく存じます
おいそがしいところ 誠に恐縮ではございますが
ご出席くださいますようご案内申し上げます
このように
〇挙式をした日時
〇具体的な場所(例えば、ハワイのコオリナ・チャペル・プレイス・オブ・ジョイ等)
と記載すると招待状を受け取った側にも、どのようなパーティーかが伝わるのではないでしょうか。
お披露目パーティーは、結婚式のようにご祝儀制と1.5次会の会費制のどちらかで開催されることが多くなります。
会費制の場合
尚 当日は会費制とさせていただきましたので
ご祝儀などのお心遣いはなさいませんよう お願い申し上げます
といった文章を追加し、ご祝儀制ではないことをお伝えしておくと親切です。
会費制の結婚式は最近増えてきていますが、出席したことのある方はまだ多くはありません。
そのため、「会費制です」のみ記載があるとご祝儀も必要なのかな・・・?と思われる方も多いので
あらかじめ記載をしておきましょう。
お金のことに触れるのは気が引けるかもしれませんが、ゲストにきちんと伝えておくことは
とても大切なことです。
そして結びには返信期日と新郎新婦の名前を入れます。
大変恐れ入りますが 返信は△月△日までにお願い致します
令和5年5月 吉日
新郎名 〇〇 〇〇
新婦名 〇〇〇(旧姓 □□)
新郎新婦の名前はフルネームで記載します。すでに入籍済みの場合は、新婦は名前のみ+(旧姓)と入れることが多く、入籍して間もない、又は入籍したことを多くの方に報告していない場合は、旧姓でフルネームを入れることもあります。
(ご親族も招待されるお披露目パーティーでは、旧姓表示が多くみられます。招待状を受け取った親族が、新姓を知らなかったりすると戸惑うこともあるようです。状況に応じてご家族に相談をしてみるのがおススメです。)
2つ目は
「お披露目パーティーのみ開催する時」です。
家族や親族、友人を交えてお披露目をする時は、一度も結婚式などのセレモニーを挙げていないので、結婚式のような文例になることが多いです。ただ、挙式+披露宴のように結婚式らしいお披露目をするか、パーティーのみで1.5次会のように気軽にお披露目をするかで、文例も少し異なります。
結婚式のようなお披露目をする場合と1.5次会のようなお披露目をする場合での文例をご紹介していきましょう。
【お披露目結婚式文例】
謹啓 〇〇の候 皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます
このたび 私たちは結婚式を挙げることになりました
つきましては 親しい皆様の末永いお力添えをいただきたく
こころばかりの小宴をもうけたいと存じます
おいそがしい中 誠に恐縮ですが
ぜひご臨席を賜りたく ご案内申し上げます
【1.5次会お披露目文例】
皆様 お変わりなくお過ごしのことと存じます
このたび 私たちは結婚式を挙げることになりました
日頃お世話になっている皆様にお集まりいただき
ささやかですが 結婚のご報告を兼ねて披露の場を設けたく存じます
おいそがしいところ 誠に恐縮ではございますが
ぜひお越しくださいますようお願い申し上げます
尚 当日は会費制とさせていただきましたので
ご祝儀などのお心遣いはなさいませんよう お願い申し上げます
(↑会費制の場合はこの一文も忘れずに入れるようにしましょう)
伝わる内容は同じでも文章のニュアンスや使用する言葉によってだいぶ受け取り方が違うと思います。自分たちのお披露目パーティーがどのようなパーティーを予定しているか、に合わせて文例を選ぶようにしましょう。
1.5次会についてより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【徹底解説】1.5次会とは?費用や会場選び・準備の進め方も紹介
まとめ
- 招待状は紙の招待状を用意し投函することが一般的でしたが、最近ではweb招待状が使われることが増えてきました。
用途により紙とweb招待状を使い分けることが多く、格式のある伝統的な結婚式を希望の場合や
招待状を記念に手元に残しておきたい方は紙の招待状を、コスト面や利便性の高さ、
お披露目パーティーのような少しカジュアルな場合はweb招待状を使われることが多いようです。
- 文章例も結婚式の内容により異なってきます。自分たちの行いたいパーティーに合わせて
内容を選ぶようにするのがおススメです。
監修者
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