結納の出席者は誰?
結納に出席する人はどうやって決めるか。
それはどのような結納スタイルをとるかによって決まります。
以前は結納の際は両家の間を取り持つ仲人の存在が不可欠でしたが、現在では「面倒をかけるのが申し訳ない」「結婚後のお付き合いに気を遣う」「仲人を頼むほどではないかな」といった理由もあり仲人を立てて結納を行う人はごくわずかになっています。
仲人をたてない場合、結納は婚約する本人同士とそれぞれの親で行うのが一般的です。
親が死別や離別しているなど父母のどちらかしか出席できない場合ひとりでもかまいません。
もちろん代理で親族に出席をしてもらうこともできます。
両家だけの簡略式の結納を開く場合は、家族の紹介をかねて祖父母や兄弟・姉妹が出席するケースもあります。両家で偏りがないように打合せをしておきましょう。
もし・・・
仲人をたてる場合はどのように決めていけばいいでしょうか。
両親の希望がある場合や尊敬する人にふたりの婚約・結婚を見守ってもらいたいという時は
仲人を依頼します。仲人をお願いするときはできるだけ早めに打診をして仲人の都合も反映しながら進行を考えます。
仲人は結納の時だけでなく結婚式にも登場してもらうことがほとんどです。
長期にわたりお世話になることを覚えておきましょう。
では実際に仲人をお願いするとなった場合の人選と依頼の流れを確認しておきましょう。
【仲人の人選)
仲人は、男性女性どちらかの知人でもかまいません。
年上のご夫婦だけでなくふたりの縁を取り持ってくれた同年代の夫婦やこんな夫婦になりたいと思っているような友人などでもOKです。両家の親の意見も確認して結婚後もお付き合いができる人を選びましょう。
*こんな夫婦にお願いしよう!
♡家庭円満な年上のご夫婦
♡社会的に信頼のおかえる人
♡ふたりが尊敬している人
♡ふたりの縁を取り持ってくれた人
♡ふたりをよく理解してくれる人
身近な具体的な例をあげると、職場の上司や先輩、学校の恩師や先輩、親の知人、地域の年長者、親族、きょうだい、友人夫婦などがあげられます。
【依頼の流れ】
①人選をする
遅くとも挙式の6ケ月前までには仲人の人選を検討しておきます。
結納や結婚式の日時など今後の予定をたてるためにも早めに検討をして決めていきましょう。
②手紙や電話で打診
直接先方に出向く前に、まずは電話や手紙で仲人を依頼したい旨を伝えましょう。
③先方に出向いて正式に依頼
先方からOKがでたら、ふたりで仲人宅に出向き、正式に依頼をします。格式を重視する人に仲人を依頼する時は、親も同行すると丁寧です。どこまでの範囲を依頼するのかも明確にしてお話をしましょう。
④日取りなど具体的な相談
仲人に結納の形式や日取りなどを相談しながら、話を進めていきます。
※両家の事情によっては男性ひとりが結納に出席することもあります。
例えば、親が遠方に住んでいたり、健康上の理由で出席できないなどの事情がある場合は男性側が本人ひとりで結納を行うことも可能です。両家が納得していて男性が結納当日にしっかりリードし結納をかわすことができれば問題はありません。
少し前のアンケートになりますが、
仲人をたてた人→1.2%
仲人をたてなかった人→98.5%
無回答→0.3%
この結果からも最近の傾向は仲人をたてずに両家で進める結納が増えてきているのがわかりますね。
*仲人と媒酌人はどう違う?
仲人、媒酌人という言葉は聞いたことがあっても実際にどのような役割を持っているかを知らない人が多いと思いますので少しご紹介しましょう。
お見合いから結婚までふたりの世話や支援をしてくれる人を仲人と呼ぶことが増えていますが、本来は役割ごとに呼称が異なります。
お見合いの世話をしてくれる人は「世話人」
結納を取り仕切ってくれる人は「仲人」
挙式の媒酌をしてくれる人は「媒酌人」
となっています。
結納で仲人を依頼した人に、挙式・披露宴もお願いするときは、挙式・披露宴の当日のみ媒酌人と呼びます。
確かに当日の披露宴の進行の中で、仲人の〇〇様、という紹介ではなく、ご媒酌人の△△様からおふたりの紹介を・・・などと紹介していますね。
当日は披露宴の入場の際に花嫁の手を引きながら歩いたり、ふたりの隣に座って見守っていたり、お見送りの際に両家と一緒にゲストに挨拶をしたり、など仕事がたくさんあります。
仲人で統一されている感がありますが、実際には呼称が異なりますので覚えておくと便利ですね。
監修者
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