結婚式・1.5次会の演出~映像~
結婚式、 1.5次会 の映像演出。
今では結婚式、 1.5次会 の8割ぐらいが映像を演出として取り入れているのではないでしょうか。それぐらい浸透してきています。ひと昔前の結婚式では写真をスライドで映し出すだけのもので、テロップはなく司会者が1枚1枚読み上げるシンプルなものでした。当時は映像はとても高価なものでしたが、携帯で撮影や編集ができるようになってからは、簡単に作成ができるようになり身近になりました。そのため、結婚式・1.5次会では制作する方が非常に増えてきました。今回は定番の映像演出について、どのシーンに映像を入れると効果的か、など結婚式・1.5次会での映像演出についてご紹介していきます。
演出映像は誰が制作する?
結婚式、 1.5次会 の映像は、プロの制作会社に頼んで打合せをしながら作ってもらう方法と、パソコンを使って自分たちでつくる方法があります。映像制作が得意な友人がいればお願いすることも多いようです。プロに頼んでも友人に頼んでも打合せの時間など、費用もかかるものなので、どちらがふたりにとってよいか考えてから頼んいきましょう。
結婚式、 1.5次会 のプロフィールムービーは全体の6割ぐらいのカップルが手作りをしているようで、次いで、結婚式、 1.5次会 の会場の提携業者、外部業者、友人手作りと続きます。
手作りをする際の注意点は、映像の長さです。結婚式、 1.5次会 の招待客にビデオを飽きずに見てもらうにはストーリーがきちんとできていることが必要です。結婚式、 1.5次会 の演出として流す場合は、長くても5~6分にまとめるのがオススメです。自分たちが見せたいもの、に重点を置いてしまうとどんどん長くなってしまうので、「招待客の立場で見た時に楽しめるか?」という目線で作成してみましょう。8分を超えると飽きてきます・・・。
結婚式・1.5次会の定番演出映像とは
結婚式・1.5次会の定番映像は、オープニング、プロフィール、エンドロールの3点があげられます。実際にはどのようなシーンで使われているか、どのような映像なのか詳しくご紹介していきましょう。
■オープニングムービー
結婚式場や披露宴会場への新郎新婦入場時に映像と音楽で招待客の注目を集めるオープニングムービー。新郎新婦の入場を知らせ、映像でその場の空気を盛り上げます。映像を流すことで会場が暗くなり招待客の視線が一気にスクリーンに集まり会場が一体となる効果があります。
結婚式、 1.5次会 のオープニングムービーの内容は、招待客に来場の感謝を伝えるほか、新郎新婦の自己紹介や祝辞や乾杯をしてくれる人の紹介など情報を盛り込みながらの構成が一般的。新郎新婦のどちらかしかしらないという招待客にも人となりを知ってもらうことで、場の空気をより温かくできるというメリットもあります。ムービーの時間は、1~2分ぐらいがオススメです。
■プロフィールムービー
結婚式、 1.5次会 の披露宴の演出として中座中に上映されることが多い、プロフィールムービー。新郎新婦の写真と写真に対するコメントと音楽を一つの映像にまとめた作品です。映像制作が以前よりも簡単に行えるようになったため、今では披露宴で上映されるようになりました。生まれた時から現在にいたるまでのふたりの写真をあつめて、新郎→新婦→ツーショットの順に流れることが多いです。
結婚式、 1.5次会 のプロフィールムービーは、親や親族には小さな頃から見守ってきた子どもの成長した姿を見ることで、あの時こうだった、こんな思い出がある、など昔話に花を咲かせることもできますし、招待客にはふたりのこれまでの歩みや人柄を深く知ってもらい、さらにふたりからの感謝の気持ちが伝わる映像です。
ほとんどが思い出の写真を並べてスライドショーのような形にしていきますが、中には撮りためた動画を入れることも。例えば、小さい頃に撮影したものやふたりで入籍の記念に撮影したものなどを取り入れても素敵ですね。動画の音声もしっかり入っていればそれもいれてみましょう。
上映のタイミングは、新郎新婦がお色直しで中座をしている時です。中座時間は30分前後と比較的長くありますので、その間に上映をすると間延びせずに進行をすることができます。また、お色直しがない場合は、歓談時間の中で上映ができそうな時間を作ります。
■エンディングムービー
結婚式、 1.5次会 の披露宴の最後に、招待客や両親などの名前をメッセージと共に上映します。映画のエンドロールのようなイメージで披露宴のクライマックスをますます盛り上げます。
このムービーは事前に自分で作成する場合は、招待客の写真や親族の写真など思い出の写真で構成されることがほとんどです。BGM1曲分で作ることが多いので写真は30枚ぐらいになります。
他には、結婚式、 1.5次会 当日の挙式~披露宴の様子を動画撮影して、それを当日に編集して上映する当日動画エンドロールというものもあります。これは自分では作成ができないので、会場の提携会社に依頼することがほとんどです。この動画はシーンを何カットも細切れに作成して、いいシーンだけを繋げて作成するふたりだけのプロモーションムービーのような仕上がりになります。当日の様子を5分ぐらいで振り返ることができるので、結婚式後に友人に見せたり、親族で集まったときに思い出として振り返ったり・・・など結婚式後も幅広く使えるので定番演出になってきました。
その他映像演出
定番映像演出以外の映像は、余興ムービー・サプライズムービー・ゲームムービー・手紙ムービーなどがあげられます。余興は友人が余興のひとつとしてムービー制作をしたり、サプライズは友人からのサプライズメッセージをまとめたものや、新郎から新婦へのサプライズムービーなど余興のひとつとして取り入れられることが多いです。手紙は新婦の手紙をムービーにしたものです。涙で手紙が読めなさそう、恥ずかしいから…などの理由で親へ感謝の気持ちを込めたムービーを制作することもあります。
映像演出をする際の注意点
簡単に制作ができるようになった映像ですが、実際に結婚式・1.5次会で使用する時は気を付けたい注意点がいくつかあります。
①結婚式・1.5次会の中でどのぐらい映像演出をおこなうか考える
結婚式・1.5次会の時間は2時間30分が一般的です。このタイムスケジュールの中で効果的に映像が上映できると演出として最高に盛り上がります。しかしたくさんのムービーを流し続けると、ゲストが見ることに疲れてしまい逆効果になることもあります。披露宴やパーティーの進行に合わせた上映ができるように担当プランナーと一緒にスケジュールをたてていきましょう。おススメの本数は2~3本です。
②持込みが可能か
自作をする予定の場合、ホテル・結婚式場などに持込みができるか確認をしておきましょう。持込みができないとされている会場だとせっかく制作しても上映ができなくなってしまいます。会場と契約する前に確認したいですね。また、持込みができても持込み料が発生することもありますので金額も要チェックです。
③上映形式の確認
会場ではDVDデッキやBlu-rayデッキを使用して上映することがほとんどです。持ち込む場合は会場の形式に合わせて制作をするようにしましょう。最近の映像はデータがすぐに出来上がるのでパソコンから上映すれば簡単!と思われている方も多いのですが、会場側はパソコンの持込をNGとしている所が多いため、注意が必要です。
④スクリーン比
スクリーンは「4:3」と言われるほぼ正方形の形と「16:9」と言われる長方形の形の2種類があります。映像の制作時にどちらの比率で制作するか選べるようになっているので、スクリーン比に合わせて制作できるとスクリーンの大きさに合わせた上映ができるようになります。どちらの比率で制作しても上映できないことはありませんが、スクリーン比に合わないサイズになるので全体的に映像が小さくなってしまいますので注意しておきたい点です。
⑤上映確認
仕上がった映像は、使用する披露宴会場で上映ができるか必ず確認しましょう。会場の用意しているDVDデッキやBlu-rayデッキによっては、ディスクが読み込まない可能性もあります。家で流れたから大丈夫!と思わず、一度は確認をしましょう。
持込をせず、ホテル・結婚式場で注文する場合は、上記内容は会場スタッフが行ってくれますので、確認する必要はありません。
結婚式、1.5次会の映像演出は招待客に手をとめてみてもらうことが多くなるので、映像が多すぎると飽きてくることもあります。全体のプログラムをプランナーや司会者と相談しながらバランスよく配置していきましょう。
監修者
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