1.5次会に適した服装とは?会場別のマナーとおすすめをチェック
1.5次会に参加するにあたり、頭を抱える方が多いのは服装に関することです。どのような服装で参加すれば良いかわからず悩んでいる方のため、会場別の服装マナーと取り入れたい服装などについて紹介します。
親や親族の衣裳についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.5次会とは
そもそも1.5次会とは何かというと、仲の良い身内や友達、同僚などを招待して行うアットホームなパーティーのことです。結婚披露宴と比較するとカジュアルではありますが、2次会ほどのカジュアルさはありません。2次会と区別する目的で「1.5次会」と表現されることもあります。
すでに海外などで結婚式や披露宴を挙げたカップルが日本国内でお披露目パーティーをする目的で行うことも多いです。具体的な中身は1.5次会によって異なりますが、フルコースが用意されるもの、気軽に参加できる立食パーティーなど、さまざまです。
1.5次会では、ホテルやレストラン、カフェなどが会場として選択されることが多いです。まずは、それぞれの会場別の服装について、マナーから確認しておきましょう。
ホテルの場合
ホテルの場合、ゲストはフォーマルな服装を選択するのがマナーといえます。一般的な披露宴で着るような服装をイメージするとわかりやすいでしょう。
親族の服装については、新郎新婦から1.5次会をどのような場所で行うのか伝えた上で服装について検討してもらうことをオススメします。
また、結婚式、 1.5次会 では両家で同じような「格」の衣裳を着ることが多いので、新郎新婦が橋渡しとなってどんな服装をする予定かのすりあわせをしておきましょう。
レストランの場合
レストランの場合、ホテルほどフォーマルさは求められません。そのため、少しカジュアルダウンした印象の服装選択するのもオススメです。男性の場合、着る色についてはライトグレーなどの明るめのもの選択するのも良いでしょう。
なお、女性については高級レストランなどで着るような服装を基準として考えます。ワンピースやセットアップスーツなどが定番ですが、あまりカジュアルすぎないように注意が必要です。カジュアルなものを選択したい場合は、上に羽織るもので調整しましょう。
レストランウェディングのスタイルや費用について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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カフェの場合
カフェはカジュアルな雰囲気がある会場なので、服装についても同様にカジュアルなもので構いません。ただ、Tシャツにデニムのようなものではなく、きちんと感が出るようにしましょう。スーツを選択する必要は基本的にありません。個性を活かしたおしゃれも楽しみやすい会場です。
1.5次会で取り入れたい服装
1.5次会でどのような服装を選択すべきなのかについて紹介します。
女性編
まず、服の色についてです。挙式や披露宴と同じではありますが、真っ黒は適していません。真っ黒で統一すると喪服をイメージさせてしまいます。それから、白については新郎新婦の色とされているので、ゲストとして招かれた方が全身白色のコーデをするのは避けてください。
靴についてはヒールのない靴は失礼とされているため、3cm程度の低いヒールのものを選択すると良いでしょう。つま先が見えるのも良くないとされているため、ミュールやサンダルはNGです。素足は失礼なので、ストッキングも必須といえます。
バッグは、会場に持ち込むパーティバッグと、パーティバッグに入らない荷物を入れてクロークに預けるサブバッグの両方を用意しておきます。パーティバッグは小さくて邪魔にならないものがおすすめです。特に頻繁に席を立つビュッフェ形式の1.5次会の場合は、常に肩から下げておけるタイプの肩掛け用バッグが適しています。
サブバッグにそれほどこだわる必要はありませんが、預ける際などに人に見られることもあるので、カジュアルすぎるものはNGです。例えば紙バッグなどは適していません。サブバッグまできちんと気を使いましょう。
アクセサリーについてですが、派手にキラキラ光るものよりも、上品な雰囲気のあるパール系アクセサリーなどがオススメです。アクセサリーを付けすぎて派手にならないように注意しましょう。
男性編
女性と同様に真っ黒や真っ白の服を選択するのは避けましょう。
靴は履き慣れているものを選択することをおすすめします。黒の革靴やエナメルのものが定番です。ベルトの色に合わせるとまとまりが出るでしょう。
小物については、アニマル柄やファーについては殺生を連想させることから控えるべきとされています。これは女性も同様です。
小物やアクセサリー類だけではなく、その他服装や持ち物などでもアニマル柄やファーを使ったものを選択しないように注意してください。
会場の雰囲気と時間帯別におすすめの服装【女性編】
おさえておきたい基本的な服装のポイントについて紹介しましたが、続いて、フォーマルな場合とカジュアルな場合で適した女性の服装について紹介していきます。昼と夜で何に注目すべきかについても確認してみてください。
フォーマルな会場【昼】
フォーマルな会場で行われる昼のパーティーでは、一般的な結婚式で着るような服装をイメージすれば失敗しません。露出が多すぎるものは避けましょう。
身内は正礼装だと昼はアフターヌーンドレス、準礼装だとセミドレスが定番です。和装の正礼装としては、既婚者は五つ紋付き黒留袖、未婚者は振袖・訪問着となります。
母親の和装は、黒留袖(五つ紋付き黒留袖)が一般的です。主役の新婦より控えめにし、おめでたい裾模様のあるものを選びましょう。母親が和装を選択する場合は、イブニングドレスやアフターヌーンドレスを着用し、ネックレスやイヤリング、コサージュなどで華やかに装いましょう。
家族の場合、姉妹既婚者は、和装の場合、黒留袖(五つ紋付き黒留袖)、洋装の場合はフォーマルなセミドレスなど、未婚者は、和装の場合、色留袖(五つ紋付き)や振袖、洋装の場合はドレッシーなワンピースが定番です。
子供は制服があれば制服が礼装ですが、なければブレザーとスカート、ワンピースなどが一般的といえます。
フォーマルな会場【夜】
フォーマルな会場で夜のパーティーに参加する場合、多少胸が開いたものでも問題ありません。また、日中と違い光を反射しにくいので、キラキラしたアクセサリーも選択しやすくなります。
身内の女性だと、夜はイブニングドレス、準礼装であればカクテルドレスなどが選ばれます。
カジュアルな会場【昼】
レストランなどで行われる1.5次会については、少しカジュアルなものでも問題ありません。ドレス感を活かしたいのであれば、重ね着するのではなく、厚めの生地のものを選択するのがおすすめです。
招待状に「平服でお越しください」とあったとしても、これは一般的な普段着のことではありません。普段よりも少しあらたまった時に着る服を選択するようにします。
身内の女性が略礼装を選択する場合は、ドレッシーなワンピースやスーツが良いでしょう。和装については、紋付き色無地・付け下げが準礼装です。
カジュアルな会場【夜】
夜は寒さを感じることがあるので、上にボレロを1枚重ねるのも良いでしょう。羽織るものを用意したくないのであれば、ツイードやジャガード、ウールなど、暖かい質感の素材を選択するのがオススメです。上着についても「預けるから何でもいい」と考えるのではなく、カジュアル過ぎるダウンジャケットなどは避けておいた方が良いでしょう。
寒い時期だったとしてもタイツはNGです。肌色のストッキングとパンプスが基本となります。
会場の雰囲気と時間帯別におすすめの服装【男性編】
男性の場合は、会場の雰囲気・時間帯別でどのような服装を選択すれば良いのでしょうか。ポイントについて紹介します。
フォーマルな会場【昼】
フォーマルな会場で行われる昼のパーティーについては、結婚式に着るような服装を目安とします。黒のダークスーツのほか、チャコールグレーやネイビーなどのカラーもオススメです。ブラックスーツを選択する場合は全体的に重くならないようにポケットチーフなどで軽さを演出しましょう。
身内の場合、正礼装だと昼はモーニングコートです。準礼装としてはディレクターズスーツ、ブラックスーツ、タキシードなどが挙げられます。和装の場合は正礼装だと紋付羽織袴となります。
父親の装いについて、和装だと紋付羽織袴(黒紋付き五つ紋、黒羽二重五つ紋)が一般的です。主役の新郎や媒酌人夫婦よりも控えめがよいでしょう。洋装だと、父親は、燕尾服と白ネクタイ、タキシードと黒ネクタイ、フロックコート、モーニングコート(昼用)が一般的です。
家族だと、兄弟は圧倒的に洋装スタイルが多いといえます。既婚者は、ディレクターズスーツやブラックスーツなど、未婚者は、ダークスーツやブラックスーツを選びましょう。
子供は制服か、ブレザーとズボンが一般的です。
フォーマルな会場【夜】
ダークスーツが基本ではありますが、多少ツヤ感のある素材を選んでも問題ありません。ワイシャツは無地のものを選択します。
身内については、夜はテールコートが定番です。
カジュアルな会場【昼】
ダークグレーやネイビーなどのダークスーツを基本とし、カジュアル感は薄い色付きのワイシャツなどで演出してみてはいかがでしょうか。また、色付きのポケットチーフを選択する方法もあります。
身内の場合、略礼装としてはダークスーツを選択すると良いでしょう。和装にする場合、略礼装は紋服を選択します。
カジュアルな会場【夜】
夜についても、昼に開催されるパーティーと同様です。ネクタイは少し華やかな印象のものを選択してみてはいかがでしょうか。ワイシャツは薄いカラーのものや、ストライプでも問題ありません。
1.5次会の服装を選ぶ際のヒント
1.5次会の服装を選ぶ際、1.5次会のスタイルと開催される会場、ドレスコードによって服装のヒントが見えてきます。
1.5次会のスタイル
1.5次会がご祝儀制だった場合、フォーマルな雰囲気のパーティーである可能性が高いです。一方、会費制の場合はカジュアルなことが多いので、複数を考える際の一つの目安にしてみましょう。
1.5次会が行われる会場
どのような会場で行われるのかがわかれば、1.5次会の雰囲気もイメージしやすくなります。例えば、高級ホテルや高級レストランが選択されている場合、フォーマルを意識した服装を選択すると良いでしょう。
一方、気軽に訪れられるようなカフェであればカジュアルな服装が適しています。
ドレスコードの有無
ドレスコードが指定されている場合は、それに従う形になります。全くドレスコードに沿わない服装を選んでしまうと浮いてしまう可能性が高いです。複数を考える際のヒントにもなるものなので、よく確認してみてください。
服装についてはよく確認が必要
いかがだったでしょうか。1.5次会の服装について紹介しました。服装選びを間違ってしまうと目立ってしまうほか、場合によっては失礼に当たってしまうこともあるので注意が必要です。
新郎新婦としてもゲストから服装について相談されることも多いので、アドバイスできるように服装のポイントをおさえておくと良いでしょう。
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監修者
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