花嫁が身に着けるベールとは?
結婚式、1.5次会で花嫁がウエディングドレスと一緒に身に着ける「ベール」
とても神聖な感じがする、清楚な感じがしてキレイなど結婚式、1.5次会ならではと憧れをもつ人も多いのではないでしょうか。ウエディングドレスとセットになっている、という印象が強いものですが、実はベールにはちゃんと意味があります。
今回はこのウエディングベールについてご紹介していきたいと思います。
【目次】
ベールの由来は?
ベールをつける由来は、「花嫁を守る魔よけ」からきています。
古代ギリシャ時代までさかのぼりますが、ベールは神聖なものと思われており、邪悪なものから守る魔よけと思われていました。花嫁がバージンロードを歩いて新郎の元に着くまでに邪悪なものがつかないように守ってくれる、という意味合いがあったそうです。
また、ベールは親の愛情とも表され、生まれた時に様々な災いから子どもを守ってください、と願いをこめたものとも言われています。
ベールは花婿と花嫁の最後の「壁」といわれており、ベールをアップすることでふたりの間には何も障壁がなくなり、生涯をかけて守っていきます、という意味が込められています。
ベールの種類
ウエディングベールは種類が豊富でバリエーションゆたかです。ウエディングドレスに合わせて選ぶことが多いですが、ベールの美しさに魅かれてベールからドレスを選ぶ花嫁もいます。
まずはベールの長さから
*ショートベール
花嫁の二の腕が隠れるぐらいの長さをショートベールといいます。
シンプルな形のものが多いので、丈が短い分、かわいらしい印象がありますが、背の高さに関わらずバランスがとりやすいのも魅力です。
ガーデンウエディングやリゾートウエディングなど外での挙式には、風が吹いても乱れにくいショートベールがおススメです。
*ミディアムベール
花嫁の腰からお尻あたりまでの長さをミディアムベールといいます。
どんなウエディングドレスとも比較的相性がよいとされていて使いやすいベールです。
腕が全て隠れるので腰付近にリボンや花のコサージュなどがついているドレスには、ベールでデザインが隠れてしまうのでドレスのデザインに合わせて選んでいくのがポイントです。
*ロングベール
ドレスの裾よりも長いベールのことをロングベールといいます。
ドレスショップによって何センチからをロングベールと呼ぶかは様々ですが、だいたい頭から裾までの長さが3メートルぐらいが目安になります。
ロングベールは、その長さからも大人っぽくエレガントな印象を与えるので、バージンロードが長く幅の広いチャペルや天井の高いホテルなどで映えるのでおススメです。長いベールを引いてゆっくりと歩く姿はとても絵になる瞬間です。
そしてベールの形は、フェイスアップベールとマリアベールの2種類あります。
フェイスアップベールは、ベールが2重におりたたまれており、花嫁の顔にかぶせることができるタイプです。
このベールは、「ベールダウン」や「ベールアップ」などのセレモニーを行うことができます。
マリアベールは、花嫁の顔にかぶせずにフェイスラインにそってつけるタイプです。
聖母マリアがつけていたベールとされたことから「マリアベール」と言われています。
花嫁に人気のベールですが、ベールをかぶせることができないタイプのため、ベールダウンやベールアップなどのセレモニーができません。カトリック教会ではベールダウンやアップをするセレモニーに重きを置いていることが多いので、カトリック教会の際は事前に使用の可否を確認しておくと安心です。(花嫁は夫以外の人に顔を見せないとしており、厳格に守っている所はNGになる可能性が高いです)
その他のベールの種類
*ジュリエットベール
ベールを頭に覆い帽子のように仕立てたデザインのこと。左右どちらかを絞り、コサージュや花などで飾りをつけるアレンジも。ロミオとジュリエットのお話の中で、ジュリエットが身に着けていたことからこの名前がつきました。
*カッパーベール
ロングベールをショールのように羽織るデザインです。
*バードゲージベール
ネット状の生地を使ってデザインされたショートベール。ヘアアクセサリー風に使用することが多く、ゲストが着用することもあります。
他にも種類はたくさんありますが、最近の結婚式、1.5次会で使用されているベールは上記の種類がほとんどです。
ベールは小物やアクセサリー感覚でつけるイメージがあると思いますが、実は深い意味合いが込められています。ドレスに合わせながらもベールの意味も実感しながら選んでくださいね。
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